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「逃げる力」を持とう:嫌な仕事から逃げたら評価されて、耐えた人は無能扱いになる


人生の8割は、逃げていました。

養護施設の子に石を投げる小学校から逃げて、私立中学を受験しました。
カツアゲという伝統が21世紀まで続く高校から逃げ出して海外へ。
帰国後、私をコンロで焼こうとした親から逃げ出して東京の大学へ進学しました。
その後、かんしゃくを起こすと花瓶を投げてくる婚約者から逃げ1人暮らしを始めました。
「女の子だから30歳になったら辞めてくれるよね?」と就活で言われて外資へ逃げました。
1社目の外資で長時間労働から逃げ出して転職しました。

その結果、どうやら私は幸せです。家でルームメイトとお茶を淹れながら「人に殴られる恐怖がないってなんて幸せなんだろう」とほっこりしています。

ところが、私がドストエフスキーやカミュに耽溺している間に、本棚の最前列では「チャレンジ精神」とか「置かれた場所で咲きなさい」という言葉が蔓延していました。くらっくらしました。今までの人生、1つでも逃げ出さなかったら大変な人生になっていました。なので今日は「逃げる力」について書きます。


置かれた場所で咲いたら枯れる土壌が、この世にはたくさんあります。総合職向きなのに一般職を選んだひと、結婚相手に毎日殴られているひと、就活を考えただけで心がぎゅっとなる人、こんな人たちはすぐに逃げたほうが楽になるはずです。

逃げることが非難されるのは「逃げることを目的にしている」ときだけ。親から逃げるために結婚するというのは、責められることです。でもそこで責められるのは他人を道具にして逃げた手法で、あなたが逃げ出した事実ではありません。逃げ方は考えたほうがいいかもしれませんが、逃げることは悪いことではない。

特に社会で当たり前とされること(例:就活)から『逃げたら幸せになれない』と思う人がいます。しかし、逃げ出した先にないのは『大企業に就職して世間からよく見られる幸せ』だけであって、SATCのファンでないならそれ以外の幸せでも代替できます。SATCの方向で幸せになりたいとしても、六本木でブラックベリーをいじってモテるにはベンチャー起業の方が早いくらいです。


あとは、逃げた先でどう着地するかを考えずに逃げると、オッ様からは「逃げに見える」みたいです。たとえば「今の仕事はやりがいがない、転職したい」という相談をいただきます。安定志向を世間や家族が求めたのでとりあえず就職したようなケースです。ここで「転職」という逃げ方をする必要はないと思います。

やりがいが欲しいなら、今の職を維持しつつベンチャーに『タダで働くんで成長させてください』と直談判したほうが「安定」も「やりがい」も手に入ります。社会経験のある人がタダでサポートしてくれるなら、喜ぶ会社も多いのではないでしょうか。その後、ベンチャーが好きでたまらなくなってから辞めてみることをオススメします。

あとはブログの性質上「ライターになりたい」といった相談も受けます。今すぐフリーになるのもありですが、会社員をやりつつ月数十万稼げたら辞めるという「安全な逃げ方」があります。逃げる先で自分が咲けるかどうかは、逃げる前に試すことができます。

私が昔いた会社は、転職で憧れの企業でした。「成長したい」「もっと仕事でチャレンジしたい」と転職者が殺到しました。しかし、そのうち8割は数年以内にルーティーンのある会社へ戻ることになりました。逆に「外資の競争に疲れた」と日系企業へ行き偉い人順にメールのccを配置しなかったからと干され、外資へ出戻り、なんてケースもあります。

逃げ出したいときこそゼロかイチかなんて究極の選択をしがちですが、この世には両立する方法がたくさんあるので、まずは両立して、逃げたほうが幸せそうなら決断したほうがよさそうです。二兎を追う者は現代社会で「リスクヘッジできてるね!」と評価されるわけです。(毒親に殺される、DVで病院へも行けないといった命が絡むケースは、どこへ逃げても殺されないだけ幸せになれるので、すぐ逃げたほうがいいと思います。)


さて、私が人生で逃げ続けた話をすると、オッ様は「辛いことがあったのに、挑戦して幸せになったんだねぇ・・・・・・」と褒めてくださることがあります。いやいや私は逃げただけでチャレンジなんてしてない、と思っているのですが、どうやら世間はスッパリ向かない場所から去る人間を「チャレンジ精神がある」とみなすと気づいたのも、逃げ切ってからでした。

世間は「何か苦労した後幸せになった人」をチャレンジ精神があるとか、努力家とか言いたがるみたいです。つまり世間はあなたが幸せENDを迎えることを期待しているし、幸せになれるなら、逃げても負け犬の烙印なんて押さないんです。

ベンチャーで大活躍しそうな人材が、銀行で「お前の印鑑、かすれてるだろ!」と上司に叱られても10年耐える様子を見て「チャレンジ精神がある」と言われるところを見たことがありません。「あいつ、無能だよな」で終わりです。それよりベンチャーへとっとと逃げて「銀行からベンチャーへ行くなんて、チャレンジ精神あるよね!」と言われ頑張れるほうが双方にとって幸せでしょう。置かれた場所で咲くなんてとんでもない。【逃げるが勝ち】は1世紀の戦術からきたことわざです。逃げた先で、あなたが幸せになれますように。

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テーマ:キャリアを考える - ジャンル:就職・お仕事

【2015/03/25 12:45】 | ライフハック | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
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コメント
個人的な考えでいうと、着地なんて考えなくて逃げても人生なんとかなるし、それを支えてくれるのは過去の「逃げの経験」だと思う。大事なのは自分の成功の定義を持てるか否か。
【2015/03/25 20:22】 URL | Procrastinate #-[ 編集] | page top↑
この意見には賛成です、努力できる人間に限っては逃げる選択肢は必要です。
そうすることで選択肢の幅が広がります。
【2015/04/01 00:28】 URL | saya #-[ 編集] | page top↑
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