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マーケター1年目の教科書:「何を」読むかより「どう」読むか

就職活動で初めてマーケティングへ興味を持った方、これからマーケティング部門へ配属される方にとって「マーケティング」とはふわっとして判りづらい職業ではないかと思います。

私も就職・転職活動をしたころ「マーケティング」を募集している会社へ応募しようと思っても、会社によって全然違う要件が書いてあり驚いていました。しかし、マーケティングの仕事が持つ共通点は「誰をターゲットとして売るか定め」「何を伝えるか定め」「伝え方を定める」という3点かと思います。

このうち「誰をターゲットとして売るか定め」ることは、社内のビジネス状況やトレンドから決まっていくロジカルな仕事です。「日本では子どもが減りお年寄りが増えるから新生児向けオムツより介護用オムツに注力しよう」とか「結婚したい人の動機は”結婚できないと社会不適合とされる”という切迫感だと仮説を立てて調査しよう」といったものが例に挙がります。

しかし「何を伝えるか定め」「伝え方を定める」部分には創造性やセンスが要求されます。と言うと『やっぱりマーケティングってクリエイティブな仕事なんですね!』とキラキラされる学生がいらしたりしますが、めちゃくちゃクリエイティブで優秀な人は芸術系やコピーライティングの世界へ行くため、マーケターにもほとんどいません。

では、マーケターの創造性とはなんでしょうか。私は「既存のアイディアをぶっ壊す力」だと思っています。

例えば、あなたが のど用消炎スプレーのマーケターだとします。のど用消炎スプレーは通常ドラッグストアにあります。どこか他で売れないだろうか。例えば喉が乾燥しやすい場所である映画館、コンサートホールはどうか。映画館やコンサートホールで咳をすると煙たがられる。煙たがられるのが怖い人は、咳防止にどうですかという売り方は?といって既存の考えを壊していきます。

したがって、優れたマーケターは「既存の考え方を壊し、新しい手法で売上げを伸ばす」ことができる人たちです。そして、その「考えの壊し方」は先人の例を学べば学ぶほど、自分も活用できるようになります。マーケターが読むべき本は既存の考えを壊した「事例研究」に尽きるといっても過言ではありません。

もちろんマーケティング理論も大事ではありますが、比率としては事例研究:理論=9:1くらいでいいと思っています。どうせ現場の仕事で理論は学ぶことになるので、金をわざわざ払って本を買うのであれば「現場で学べる以上の何か」でなくてはいけません。そこで今回は優れた過去の事例が見られる本をマーケター1年目を想定してお届けします。

アフィリエイト設定など一切してませんので、このリンクから買わずともどうぞお近くの書店かオンラインストアで。


売れるもマーケ 当たるもマーケ―マーケティング22の法則売れるもマーケ 当たるもマーケ―マーケティング22の法則
(1994/01)
アル ライズ、ジャック トラウト 他

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マーケティングの理論を「経験から」積み上げた本です。全ての法則には過去の事例があり、そして汎用性が高いためまさに「教科書」。悩んだときはよくこの本を開いて基本に立ち返っていました。



こころを動かすマーケティング―コカ・コーラのブランド価値はこうしてつくられるこころを動かすマーケティング―コカ・コーラのブランド価値はこうしてつくられる
(2009/08/07)
魚谷 雅彦

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マーケティングの天才、魚谷雅彦さんの本です。コカ・コーラ社で働いていたときの事例を細かく記載されています。事例も「Qoo」「ジョージア」など親しい製品が多いため、誰でも理解できる内容となっています。こういう本は自慢話が多いのですが、きちんとマーケティング事例研究になっているのはこの本くらいなので非常におすすめ。

Cannes Lions 2014 - Youtube

いきなりURLですが、カンヌ国際広告祭2014年受賞作のYoutubeリストです。カンヌ国際映画祭は有名ですが「広告祭」があることは業界外の方へは知られていません。最新の事例が一番勉強になりますので、ぜひ視聴して「何が自分の心を動かしたのか」「それは他の事例へ応用できるか」といったことを考える機会になります。



この1冊ですべてわかる マーケティングの基本この1冊ですべてわかる マーケティングの基本
(2009/02/26)
安原 智樹

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理論の本です。マーケティング理論は分厚い本が多い中で、シンプルに理論をまとめた良書になっています。たまに読み返すと「そういえばこんな基礎戦略があったな」と思い起こせるので復習にも便利なハンドブック。



ドリルを売るには穴を売れドリルを売るには穴を売れ
(2006/12/23)
佐藤 義典

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マーケティングの実践を小説調に書いた実践書。「教科書だと面白くてもどうも記憶に残らないんだよね」と思う方は、上記の『この1冊ですべてわかる マーケティングの基本』よりこちらの方が楽しめるかと思います。個人経営、ベンチャーの方へは特に応用性が高いのではないでしょうか。


以上、私が読んで実際に役立ったマーケティングの参考書でした。大事なことですが、本を読むときは単に「マーケティングを学ぶ」という姿勢で読まないこと。必ず、下記のようなことをメモしながら読んでみてください。

1.この本が伝えたいことを一言で述べると何か
2.本の「ターゲット」は誰で「何を伝えたい」と思っているか
3.この本は伝えたいことを的確に読者へ伝えるためにどのような手法をとったか
3.本の中から応用できるマーケティング施策はあるか。
     例:防犯ブザーを売るとしたら、あなたはどう応用するか
     例2:潰れそうなスーパーマーケットをV字回復させねばならないなら、どう応用するか

マーケティングの本をマーケティング的に分析することも、大事な訓練のひとつです。本を読んでも、私たちは内容をほとんど忘れてしまいます。ですから大事なのは学びを血肉にできるような読み方です。ぜひ読みながら「自分の事例」で読み解いて、実践型のマーケターになってください。


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テーマ:クリエイターのお仕事 - ジャンル:就職・お仕事

【2015/01/19 12:54】 | マーケティング | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
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コメント
素敵な本の紹介、ありがとうございます☆
電車で読む本を探してました!これから就職する学生さんにも、すすめてみようと思います。
【2015/01/19 23:18】 URL | ライム #-[ 編集] | page top↑
事例勉強に関して
事例の情報収集はどのようにおこなわれていますか?
参考にさせて頂きたいです。
【2015/04/26 16:45】 URL | 1年目マーケター #-[ 編集] | page top↑
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