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【困ったときの処方箋つき】初心者向け大学レポートの書き方
最近の大学ではレポートの書き方を教わる前にいきなりレポート課題が出ると小耳に挟んだので、大学1年生向けに卒論を書くころには知っていることになるレポートの書き方をまとめます。

私が文系だったので、理系の方には申し訳ないですが文系の方向けに書くことにします。ただし、教授がレポート形式を指定した場合はこのまとめに従わないでください。授業では教授が法律です。

レポートには「考えなくても書けるようになる」テンプレがある

レポートで大事なのは中身です。ですから何を最初に書くか、どんな文体で書くかといった形式に関わる部分はあまり頭を使わないで済むように形式が決まっています。チェックする教授にとっても安心して読み進めることができますので、形式を守るようにしましょう。

【レポートを書く順番】

1.先行研究では議論がどう進んでいるか
2.先行研究だけでは足りない点はどこか
3.自分の意見(with 新しい資料、先行研究の新しい視点、自分で実施した調査)
4.自分の意見のまとめと議論の展望

このテンプレで、たとえば私が書いた同人誌『ビッチ大全』をレポート風にすると下記のようになります。

chart_141218.jpg


レポートが「教授の書いた著書の感想文」などでも「同分野では○○のような研究が進んでおり…」と同じ分野の先行研究に始まり、その不足部分を教授の本がどう補ったかを記載した上で将来さらにできるだろう議論を掲載する、という流れになりますので大筋で変化はありません。


文献やURLを参考にした場合は何を使ったか書く

上のテンプレを使う場合、必ず先行文献を探す必要が出てきます。Google Scholarを使えば、論文はオンラインでもたくさん落ちていますので締め切り直前のあなたも安心です。ただし、その著作名やURLは必ず記載する必要があります。どこまでが人の言葉で、どこからがあなたの言葉か分ける必要があるからです。

なお、Wikipediaのように「著者がわからない」「誰でも編集できる」媒体は一般的に参考文献として使ってはいけません。また、「友人のレポート」など一般公開されていない論文もNGです。

もし引用したというサインを使わずに論文をコピペすると「盗作(剽窃)」とみなされ最悪単位剥奪、留年などの厳しい処分が下されますので気をつけてください。小保方さんが今バッシングされている理由のひとつになっています。


引用を記すサインを『脚注(きゃくちゅう)』と呼びます。Wordで上のメニューバーに「参考資料」から「脚注の挿入」を選ぶだけで、自動的にページ下部へ引用した文献を表示するスペースが現れます。また、本文のスペースには小さい数字が表示されます。小さい数字は引用した場所へ置いておくと「ここが引用した場所ですよ」のサインになります。

ページ下には 著者名『書名』(出版社、発行年)XX頁 と書きます。
これでどの本から引用したかすぐにわかります。

外国文献の場合は、著者名(翻訳者名)『書名』(出版社、発行年)XX頁 と書きます。
翻訳者が違うと同じ原文でもページ数がずれてしまうためです。

URLの場合は ウェブサイト名、URL(最終検索日 : XXXX 年 XX 月 XX 日)と記載。
ウェブサイトが更新されると中身が変わるため、必ず最後に見た日を書いておきましょう。


正式な論文では文末に参考文献リストとして、そのレポートで使った文献を全部書く必要がありますが、大学のレポートではめったにそういうこともないので、今回は省略します。

正式な論文の書き方は立命館大学が詳しくpdfでまとめてくださっています。
立命館大学のデータはこちら⇒


自分の意見を書く必要がある

レポートは単なる要約とは異なり、自分の意見を書く必要があります。といっても「楽しかった」「興味深かった」という感想ではありません。

1.先行研究は○○と言っている
2.調べた情報では/教授の本によれば/調査結果を見ると××と判る
3.したがって実は○○ではなく、△△と言える

こんな風にまとめると「自分の意見」を「スマートな形で」見せることができます。自分の意見と言うのは感情ではなく、論理的な結論のことです。

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さて、ここからはレポート作成中に困った方のための処方せんです。項目を見て当てはまったら読んでみてください。

何も新しい発見が無かった場合

実は、先行文献を読んでも発見するものが無いことは往々にしてあります。学問であたらしい発見をする、というのは恐ろしく難しいことです。iPS細胞のように発見するだけでノーベル賞ものだったりします。

だから、発見がなくても大丈夫です。学部生のレポートではよくあります。

発見が無かったときの処方箋は、下記の通り。

・教授の著書が「何を発見したか」を確認してそれを追体験する形で書く
 例:○○先生の著『新ビッチ論』によって、ビッチには生育環境が大きく影響するという調査結果が出された。(脚注入れる)この結果先行研究では判明しなかった自主的に性的な自由を選択する女性の動機は遺伝性ではなく後天的な側面が大きいことが判明し……

 ⇒時間が無い人向け。教授のヨイショにもなるので、とりあえず単位が来る可能性が高い。たぶん最高点は貰えない。


・海外ではどのような研究がされているかを紹介し、あたかも新しい発見のように書く
 例:オーストラリアの研究によれば、ビッチとは神話から派生する概念であり、聖性を持つ存在として古くから信仰の対象であった。(脚注入れる)したがって日本のビッチ観とはまったく異なる像がここで提示されることとなった。他の国を事例にあげると……

 ⇒教授も知らないような海外文献をあさってきた場合、感心してもらえる可能性もあり。語学力があることが前提なので、苦手な人は諦めてください。


・先行研究の課題を明確にすることに目的をずらし、ひたすら現状の問題点を探る
 例:現在文献Aではビッチについて職業上の観点からしか議論しておらず(脚注入れる)、逆に文献Bではビッチの原因をすべて自己責任としてしまっており議論が不十分である(脚注入れる)。これら2文献だけで不十分なのは個別のビッチを長期的に追いかけたフィールド研究と言えよう。例えば・・・

 ⇒問題を明確にするだけでも功績にはなるので手堅い。ただし文献をいくつも読む必要があるため時間がかかる。


タイピングスピードが遅すぎる場合

最近はフリック入力に慣れている方が多いため、キーボード入力が遅い方も増えているかと思います。私のときも、レポートをフリックで書いている方がいました。ただ、iPhoneで書くとページ数・文字数が判りづらい問題が発生します。

そこでFlickKeyboardの出番です。FlickKeyboardでは、パソコン上でもフリック入力を可能にします。ぜひインストールしてフリックでレポートを提出できるようにしましょう。(ただし社会人までに普通のキーボードが打てないと難儀しますので訓練はしてください)

そもそも考えたことが文字になるスピードが遅いと感じてる方の場合は、1度パソコンを閉じてメモ書きで構想を練りましょう。何を書くか決めてしまってから書いたほうが向いているタイプです。一番上の表を自分で作り、空欄を埋めるように論旨を組み立ててみてください。


とにかく時間がない場合

レポートが同時期に数本重なることもしばしばあります。どうしても優先順位が下がるレポートもあるでしょう。そういう時はまず、文献を全部Google Scholarに落ちているものに限定します。

なぜオンライン上の文献がいいかというとCtrl + Fキーを押すだけで、ページ内検索ができるからです。ページ内検索で自分に関係している部分だけを読み、引用していきます。

実際の本でも、まず目次を見て必要な部分を探し、さらに目で「それっぽいキーワード」だけを追うように読みます。あたかも自分が検索エンジンかのように読むとどこかでその単語がひっかかり、すぐに文献を引用できるはずです。同じような学問分野のレポートが重なっているのであれば、同じ本を複数のレポートで使いまわします。


以上が、忙しいときに限って振ってくるレポートの対処方法です。あくまでこれは「対処」であって学問へ真摯に取り組むレポートではないかもしれません。それでも数をこなすうちに興味のある分野がはっきりしてきたり、新しい疑問が浮かぶものです。新しい疑問が浮かんできたら、ぜひ2年生以降にそれを研究してみてください。あなたの大学生活が、学術的に(も)充実しますように。


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【2014/12/18 18:26】 | ライフハック | トラックバック(0) | コメント(1) | page top↑
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コメント
すごい。
すごい、何者ですか?
実際レポート書くときに、「著者がわからない」媒体は参考にできないので、著者の経歴を詳しくお願いします。
【2014/12/20 04:37】 URL | no name #-[ 編集] | page top↑
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