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外資を辞めた人はどこへ行くのか

外資系企業からイメージするものといえば、高給、実力主義、グローバルな活躍、多言語コミュニケーションといったところでしょうか。かつての投資銀行=億プレーヤーなんて幻想が無くなった今も、1社当たり1000人以上の新卒が応募してくると聞きます。

新卒で実際に私が外資系企業を受けたとき、どの企業でも社風の違いこそあれ全員がプロフェッショナルとして自分の仕事に責任と価値を感じる姿に感銘を受けました。
日系企業で働く20代の社員は「上司の○○さんのお陰でなんとかこのプロジェクトを終わらせることができ」とか「その件は……ちょっと判らないので」と上司に回す姿を見て少しげんなりしましたし、対して外資系企業の20代社員が「マネージャーとして部下を持った」とか「プロジェクトを自ら引き受けて引っ張った」なんて話を聞くとワクワクしました。

しかし、下手すると数名しか採用されない外資系企業で10年残る社員はわずか1割だったりします。そこまで厳選して採用したにも関わらず、離職した人は何をしているのでしょうか。就活の場では活躍している社員しか見られません。今回は「辞めた人はどこへいくのか」について書いてみようと思います。


1.同業他社へ移る

一番多いパターンです。「辞めた人」が見えづらいのもこのためだったりします。採用担当として就活生の前で話している人が、実は6社目なんてこともあります。外資では辞めた経歴がキズとみなされることは稀ですし、キャリアアップのためならむしろ"外"で経験を積んで新卒の会社に戻ることを推奨する企業もあります。どうしても1社では扱うプロジェクトの種類が似通ってきてしまうので、外に出るという選択肢は大いにありえます。

あとはもっとドロドロしてますが、派閥争いによるものもあります。たとえばトップが交代して財務出身の人間になったので財務畑以外の部下は社内で権力を失う前に会社を離脱するといったケースです。日系企業と違ってある派閥がトップに立つと、派閥以外の人間は実際にクビになってしまうのでさっさと逃げたほうが経歴がクリーンに保たれます。

人間関係がいやになって同業他社へ行くこともあります。実際に聞いた事例ですと、社内不倫がばれて会社にいづらくなった、営業と喧嘩した結果営業側のボイコットで仕事が回らなくなった、とかです。

社内不倫は学生から見ると「そんな非合理的なことをなぜするのか」と思われるかもしれませんが"社内の関係なので家庭にばれない" "最悪会社を辞めても家庭は辞めないで済む"極めて合理的な浮気の形でもあります。なお、社内不倫は存在する会社にはいっぱいあり、無い会社には全く無いという両極端な傾向が見られるようです。


2.鬱になってキャリアダウンする

最初の「同業他社へ移る」の次くらいに多いです。外資系企業は「厳しい」と言われますが、具体的に何が厳しいのでしょうか。外資系企業(の一部)で見聞きした話では、以下の3点に集約されます。

・1日2時間睡眠×2週間 のような勤務体系がたまにある
・上司の命令が絶対になりやすく、媚びないとクビ
・1年目から高レベルのアウトプットを要求される

頭脳労働を寝ないでできるかどうかは、通常の体力とは別に大事な要素となります。イメージとしては卒論/修論を常に書いているようなものでしょうか。文献を調べ、仮説を立てて実証し、それを企画に持っていく。こういった知的労働を「寝ないで」できるかどうかとなったときに、つぶれる人は一定数出てきます。

次の上司の権力ですが、企業ごとに直属の上司にどれだけ人事権があるかで運命が分かれてきます。直属の上司が昇進やクビに大きく関わる会社だと、いくら結果主義でも上司がその結果を認めなければクビです。外資では、自分の成果をいかに人にアピールして、有能と認めさせるかも実力のうち。それを後ろからサポートしてくれる上司がいなくては、下手すると上司が始めたプランなのに「僕はこんな提案はした覚えが無い」と後ろから刺されたり、手柄を上司に取られます。

上司への媚び方は運に大きく左右されます。運がいいと「好きにやってみなはれ、責任は僕が取るから」という上司に出会えます。運が悪いケースだと、上司の尿を飲まされたとか、殴られたといった話も聞いています(私の現職・前職の話ではありません)日系企業以上に、上司運で人生が変わってくるのが特徴です。

最後の「1年目から高レベルのアウトプットを要求される」というのが一番外部からのイメージに近いかなと思います。通常、日系企業であれば名刺の渡し方や電話の取り方などから訓練してくれますが、外資ではとりあえずやってみて、それを叩いて良くする文化が見られます。最初に提出した書類なんてそのままゴミ箱に行きますが、そこから叩かれても叩かれてもへこたれず、最終的にOKがもらえるまで粘れるメンタルが必須となります。

1つ1つはそこまで厳しくはないのですが「2時間しか寝てないのに、上司に出した書類が丸ごとボツになり、その後宴会で上司に殴られた」などいやなことが重なると鬱になる人も出るでしょう。鬱になる人は圧倒的に中途が多いです。プロパー(新卒)の人はその労働環境が当たり前だと思うので適応しやすいのですが、中途で入ると前職とのギャップに苦しむようです。

キャリアダウンできる人はそこそこ幸せに暮らしているパターンが多いです。「35歳までに部長にはなれないけど、18時に退社できる」といったホワイト企業に行ったり、専業主婦/主夫になったりしています。鬱が本当に重くなってしまった人は、消息が絶たれます。が、そこまでの事例はあまり聞きません。


3.他業種へ移る

転職でもあまり見られないパターンです。外資系企業は入社時から職務が細かく分かれて採用されるので、同じ業務・業界で転職したほうが年収も上がりやすいし楽です。逆に他業種へ行くときは年収ダウンを覚悟してでも譲れないものがあるケースが多いです。たとえばもともと日本の教育を変えたいがためにコンサルで修行していたとか、外銀のハードな職務は絶対に避けたいと思いメーカーへ行くといった転職になります。

中途で外資へきた人の場合、新卒で日系→外資→元の業界へ戻る、というパターンもあります。この場合は新卒で経験があるので、日系でも英語力などを評価されて戻りやすいようです。

自分の属する業界がどの企業でも激務であったり、転勤が多かったりする場合も他業種へ移ります。30代までは眠らず働けてもだんだん体が辛くなってきた、結婚したい時期に海外へ飛ばされるのはいやだといった理由です。特に女性は結婚適齢期に海外へ行ってしまうと日本人との結婚が難しくなるので、日本支社から移動しなくて済む外資へ転職したりします。

稀に起業する人がいます。起業も2種類あります。コンサルが独立してコンサルになったり「元マッキンゼーの××」みたいに前職の衣を借るパターンと、全く新しい事業を始めるパターンです。残念ながら前者のほうが成功しやすいです。後者で成功した人は「親がすごいお金持ちで資金源に困らない」といった理由があったりします。育ちより氏です


以上が、外資を辞めた人の主な行き先になります。入社前は外資の人は延々外資、日系の人はずっと日系にいるものだと思っていましたが意外と自由に転職されていますし、業種のくくりもありませんでした。ただし日系企業は転職者に若さを求めるので、35歳以上になると急に難しくなるようです。特に外資で35歳だと課長、部長クラスは当たり前にいるので、日系でも受け皿がないのでしょう。


私も外資から転職したため、学生さんによく「なぜあんなすばらしい会社を辞めて今こんな会社(失礼なw)にいるのですか」と言われ「もう少し眠りたかった、結婚したかった」と言うとがっかりされます。そこでがっかりされる方は、ぜひ新卒で修行できるような外資を目指してほしいとも思います。外資に行って仮に後悔しても、いくらでも道は変えられるのですから。


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【2014/10/31 12:19】 | 外資 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
殺意まみれの趣味:美食のススメ

ご飯を人並み以上に好きだと気づいたのは8歳頃。当時、実家に料理ができる家族はいなかったので、外食かお手伝いさんに作ってもらっていた。その日もいつもどおり外食で、といっても普通の定食屋に行ったのだが、そこのマグロが美味しくなかったんである。一口で全部残した。

当時私は刺身といえばマグロ、マグロといえば刺身くらいのマグロ好きで、親も好き嫌いでマグロを残しているのではないことに気づき露骨にいやそうな顔をした。「こいつ、食費がかかるガキになるなぁ」と。

さて、それから10年以上たち、自分で食事を選ぶことができる大学生になった。その前に食事の墓場として名高いイギリスに住んでいたこともあって、最初はチェーン焼肉でも感謝の祈りをささげるくらいのバカ舌。それが近所のラーメンに始まり、あら大学前のイタリアンって味がまともなのね、あぁ自由が丘に素敵なオムライスが食べられる店があるのね、と地に足の着いた金額で食事を楽しんでいた。

転機は大学3年の頃。
Le Creation de Narisawaとの出会い。

当時私は就職活動でOB訪問を100件ほどしていて、さらにそのOBも美味しくいただくというビッチっぷりを発揮していた。金が無かったのでご飯代を浮かせていた側面も大きい。OBのうちの一人にとてつもないグルメがいて、ランチでNARISAWAを選んでくれた。私は絶望的に記憶力が悪いのだが、当時のことは目にこびついて離れない。酵母から目の前で焼かれるパン、炭に包まれてやさしく蕩けるような牡蠣、高野山から採ってきた枯葉のかぐわしさに包まれるアイスクリーム。OBのことは何も覚えていないが、味なら今でも思い出せる。

それから、食べるために生きることになった。

美食家の道は険しい。まず金がかかる。外食が必然的に増えてしまうので、学生時代から月に15万ざらに飛んでいった。酒が飲めないと話にならないタイプの食事もあるので、下戸には正直険しい道だ。

次に美味しい店は少ない。食べログは「夜景がきれい」「出てくるのが早い」さらには「デートだったからドキドキして味は覚えてませんが最高のお店でした」なんていうおおよそ味とは全く関係ない要素で点数が変わってしまうので、ほぼアテにならない。

頼りになるのは同じ美食家の友人しかいないが、学生でそれだけ食事に金をかける狂人はそういない。趣味は食事だとアピールしながら、それで話しかけてくる相手と少しずつ友人になる。友人を見定めるのも真剣勝負だ。地元が漁業地だから和食だけ強い人もいれば、素材が美味しければソースを気にしない人、ワインの味はとかく鋭敏なのにご飯の舌はメタクソ……と人には強み・弱みがある。美食家になったエピソード、好きな食材などを恐る恐る聞いていく。好きな店は聞かない。なぜなら、美味しい店というのは美食家にとってトップ・シークレットだから。

そうして美食家を見つけると初めてご飯にありつけるわけだが、学生時代は特に美食の友が40代以上のバブル経験世代に集中してしまって、店員からも"既婚者と不倫している大学生"と勘違いされてL字型の席に案内されたり。ふざけるな肘が当たって食事に集中できないじゃないか!

逆に同級生~後輩を美食家にしてしまおうと、仲良くなった異性を美味しいお店へ招待したこともある。
今度は「女性に奢りたいのに高い店へ連れて行かれた」「どうせ何食べてもファミチキと変わらない」と、もう殺意を覚えんばかりの台詞が聞こえる。仮に美味しいと思っていただけたとしても、今度はそれをfacebook/twitterでシェアされてしまう。あぁ、これ以上混雑したら二度と入店できなくなってしまうのに。

こうして「奢ってもいいから美味しい店へ行こう、代わりにシェアしないでね」の立場を確立した私は、いつしかフェミニストの扱いを受けることになった。理不尽すぎる。。。

社会人になってからは接待で鍛えられたのか、徐々に美食家の同年代が増えてきてご飯に誘いやすくなった。相手も私がきれいな夜景の見える六本木の中華☆とかでなく、至極の焼き鳥などを求める人だと心得てくれるのが嬉しい。また、勤務地に合わせて居住地が分散した結果、各地域のグルメを交換できるようになった。今私が人にオススメできるくらい美味しい店で、一番遠いものはドイツ・ベルリンにある。経済的な余裕も少しできたので、食事のために空を飛ぶこともできるようになった。死ぬまでに食べなければいけない店が世界中にある。


まずい飯を排し、美味しい飯を探す。


たったこれだけのために、時間もお金も山ほどつぎ込んできた。そしてこれからはいつまでも食べるために運動も再開しなくてはならない。血糖値なんて気にしないでいるためには、体のメンテが欠かせない。

酒が飲めなくなる日のために、今からノンアルコールドリンクの妙も知らねばなるまい。いつか私が反抗期になって親を法的に訴えようとしたときに、父が私をなだめるために使った店のような場所も、同じく子供に伝えねばなるまい。そのとき今尊敬するシェフは現役だろうか、同じ場所にいてくれるだろうか。こんなに食事に対して排他的な私に、一緒に食べてくれる友人はいてくれるだろうか。

今回も大好きだったジビエの名店が閉店することになり、思いのたけをブログに書きたくなった。美食なんて、頭のおかしい趣味だと思う。けれど、美味しい食事に出会えて、本当に良かった。


※ NARISAWAは現在、非常に注目度が高まった結果、価格が上昇しているのとシェフの成長が停滞しているためオススメできる店舗ではありません。ランチであれば悪くない。


【2014/10/30 12:09】 | メンタルヘルス | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
時代はやんちゃジジイ すごい雑誌『MADURO』を徹底解剖

「遺産は残すな、自分で使え!」

すごい雑誌が世に出るぞ、とプレスリリースを見て思いました。、50代以上の男性をターゲットにした『MADURO』。バブル世代の高齢化が進む今、ファッション誌で50代ターゲットが生まれるのも自然なことと思われます。しかしすごいのは度肝を抜くキャッチコピーの数々。


MADURO (マデュロ) 2014年 05月号 [雑誌]MADURO (マデュロ) 2014年 05月号 [雑誌]
(2014/03/22)
不明

商品詳細を見る


MADUROの世界観では、イケてる50代を「やんちゃジジイ、略してヤンジー」と呼びます。対していつまでも40代のチャラチャラしたファッション(40代でチャラチャラしてる時点で既に頭がおかしいと思うのですが)を「チャラジー」と呼び差別化。車、バイク、葉巻、時計、そして女性・・・とこの世代の男性が胸を掴まれるようなファッションを紹介しつつも、メタボ、葬儀の参列といった老齢を感じさせるコンテンツが詰まっているようです。

創刊号を手に入れるべく店舗を回ったのですが、セブン&アイ系列で売ってるはずなのにセブンイレブンでもなかなか見つけることができず、惜しくも創刊号を手にすることはありませんでした。

しかし、根性でついに最新号を入手(普通にAmazonで売ってました)。今回はぜひMADUROの魅力をチェックしていきたいと思います!


MADURO(マデュロ)12月号MADURO(マデュロ)12月号
(2014/10/24)
不明

商品詳細を見る


まずは重さから。実は、MADUROは非常に軽い材質でできていて普通の雑誌から想像できないくらい軽いんです。カラープリントなのに片手で持ち運びもラクラク。重いものを持つのが嫌になった50代の気持ちをよくわかっているチョイスに好感が持てます。50代で早い人は脳梗塞になって半身不随だったりするから、持てないもんね。本・・・・・・。

その他にも、「老眼でも読めるくらいフォントが大きい」「シンプルな構成で目で読む順番を追いやすい」など年配に嬉しい様々な配慮がされています。フォントが大きいのはぶっちゃけ30代にも嬉しかったりしますよね。

早速開いてみると、いくつかの専門用語を理解する必要性に気づきます。MADUROにはアデージョを思い起こさせるような、必須の専門用語がいくつかあります。

下手に説明するより公式ウェブサイトから拝借したほうがよさそうだ、ということで編集長のページから。
1.jpg

ここで言葉を失う人も多いでしょう。
まず、この姫ーナ。明らかに惹かれているのはヤンジーではなく、ヤンジーが提供できそうな夜景の見えるレストランとVan Cleef&Arpelsのネックレスだけです。それでいいのかヤンジー。もっと清純な女子大生くらいいそうなもんだぞヤンジー。そして正妻である「魔ダム」の扱いたるや。この魔ダムも美容には関心がありそうな外見をしていますが、それでも若い子がいい!という美魔女を絶望させる本音が丸出しです。なお、典型的な姫ーナの職業はスチュワーデス。キャビンアテンダントじゃないですよ。スチュワーデスです、50代の言葉では。

さて、表紙と設定はさておき、中身をちょっと見ていきましょう。

「昔は散々やんちゃして、フォアグラ載せたステーキ・ロッシーニ風から明け方のギトギト背脂ラーメンまで平気な顔でたいらげていた皆さまでも、さすがに食べ物に気を使うようになっていらっしゃることでしょう。過去のやんちゃが現在に報いて、低糖質食を食べざるを得ない方々も多い。」

あれ、いきなり泣きそうになったんですけど・・・・・・?冒頭に特集されているのは、低糖質でも美味しいスイーツです。オシャレ、美味しい、そして体にいい。40代までは前の2つさえ気にしていればよかったオジサマも、やんちゃジジイまで熟成すると、身体を意識せざるを得ないようです。外見のオシャレさからは全くそのへんが気取られないので、JDとのデートでもたしかに食べられそう。

出てくるファッションアイテムは意外なくらい落ち着いた大人の男性ファッションです。Saint Laurentのシンプルなライダース(P139)は特に良かったです。まあ52万円するので、最悪似合ってなくても収入目当てでモテるに違いない。ロロ・ピアーナ製のジーンズジャケット(P89)も非常に上品。藍色というより紺に近いカラーって、50代にならないと上級者カラー。そこに若さの象徴であるデニム地を持ってくるのがアヴァンギャルドでカッコイイ。唯一気になるのはこの雑誌、男性モデルが全員外人でこんなん着れる50代の素敵なおっさんはフィクションじゃないかと思わされるところです。

そんなオシャレページに唐突に現れ、爆笑を誘ったのが「ピンセット」でした。そう、やんちゃジジイといえど年食ったら「耳毛」とか「鼻毛」と戦わねばならないんです。1万円以上するブランドピンセットが紹介されてますが、それこそ奥さんに「100均でいいのあったから」と勝手に捨てられてそうで笑いが止まりません。

ここまで読んで気になった方、ぜひ買ってください。すごく面白かったです。50代の方も、50代を狙う商売をされている方も、狙われている姫ーナも。ジョークとして捉えられる方も多いかとは思いますが、これに類似したLEONが長寿雑誌になったのを見るに、意外とヒットするんじゃないかと見ています。

以上、MADUROレポートでした。

【2014/10/26 01:20】 | マーケティング | トラックバック(0) | コメント(1) | page top↑
女性ファッション誌の分類・分析 2014

女性ファッション誌の分類・分析 2014

女性ファッション誌の分類についてはファッションブログElasticさんの女性ファッション誌の分類・分析2007が最も的確で、私もたびたび参考にさせていただいていました。しかしあれから7年、ファッション誌界の構図も随分変わりました。そこで今回はElasticさんの指標を参考にさせていただきつつ最新版にアップデートしてみたいと思います。

(ご了承ください)
読んだことのない雑誌、地域限定誌は入れていません。FRUiTS、Tokyo Graffitiがその例です。

女性誌のマッピング 2014
01_20141024120315d82.jpg


図の説明を指標を作ったElasticさんの言葉を一部拝借致しますと、
左上がモード文化圏 (流行感度高め+アート)
左下がオシャレ文化圏 (流行感度高め+かわいい)
右下が服装文化圏 (流行感度低め+かわいい)
右上が服飾文化圏 (流行感度低め+アート)       となっています。
だいたい、近くにある雑誌は似たようなテイストになっていますが、SeventeenとPopteenのような例外もあります。

各項目についての説明はこちら。

■ モード
パリコレに代表される一流ブランドのファッションを実際に購入したりデザインする層。年間、衣類にかける金額は数百万になる人もいるのではないでしょうか。読者は美容師、デザイナー、服飾専門学校生などほぼ業界人であると推察されます。一般人だとしたらオシャレというよりファッションオタクです。縫製や各ブランドのトップデザイナーの名前が判らないのであればこの人たちとファッションの話をしてはいけません。また、このタイプとデートすることになったら、どんな服装をしていても引いてはいけません。

■ ブランド
ブランドが好きな人たちです。モードとは違いファッション目的でブランドものを購入しますが、ファッションへの投資はモードに匹敵するくらい高い層。"すっぴん美人でいるために整形する"といったコペルニクス的転回も辞さない美容への執念が見られます。女性誌では珍しく、通常男性ファッション誌が気にするような「時計」「靴」「手帳」といったアイテムにもフォーカス。読者層が20代~40代と非常に幅広いので、安定して売上げを維持しているようです。

■ リッチエレガンス
「ブランドを好きなわけではないが、上質なものを選ぼうとしたらブランドに行き着いた……」という富裕層のメンタリティを共有する雑誌群です。ブランドに対しての憧れを煽るのではなく、あくまで「身の回りでいいものを選ぶ」姿勢。Preciousは特に富裕層でないとついていけない誌面構成になっています。モード、ブランド系の女性と異なりクラシカルなファッション好きの男性と話が合います。年間100万単位でファッション・美容へお金を使って言える可能性大ですが、収入とバランスが取れているように見受けられます。

■ キャリア
キャリア志向の女性にとって読みやすい雑誌。仕事で似合う服装を重視しているので、動きやすさやTPOを重視した服装を選びます。特集記事には"おひとりさま"を前提としたライフプランの提案が目立ちます。近年Oggiを筆頭に発行部数が下がり始めており、女性が仕事優先よりプライベート優先志向になっているのではないかと思われます。BAILAはこの中でもややエッジーなファッションを提案するので読んでいてハラハラさせられることも。

■ ハイエンド
モードやロリータなど、芸術よりのファッションを経験した人たちがたどり着く終焉の地です。雑誌のファションを購入するよりも"似たデザインを探す" "いっそ自分で作る"といった方法でハイセンスなファッションを実現しているようです。最近流行っているフリマアプリを愛用しているのではないでしょうか。部数を見ると苦戦しているようなので、ファッション界でもマイノリティのようです。ファッション誌というよりも「ファッション情報誌」の側面が強いので男性もビジネス誌のように読むことができます。

■ アクティブコンサバ
コンサバティブな服装で社会的にフィットしながらも、ファッションが好きな流行感度の高い女性たちです。以前はモテ寄りだった雑誌が、自分志向に転換したパターンもあります(AneCan)全体的にアラサー向け雑誌が多く、独身でそれなりに自己投資できる女性たちが読んでいるのではないでしょうか。部数の多い雑誌がここに集中していることから、20代から読み始めてズルズル40代になってしまった「負け組みコンサバ」もいるのではないかと私は踏んでいます。

■ 女子モテJDコーデ
いわゆる「赤文字系」と言われる雑誌群で、ギャルから卒業しきれない女性たちが着る服。スカート丈が"アクティブコンサバ"より短かったり、ギャルの面影を引きずるファッションが多いです。Vivi、Rayは比較的専業主婦志向で、CanCamは自立志向ですが女子大生を中心とするファッション誌なので要は「社会人のイケメン彼氏がいればOK」という共通のイケてる像があります。CanCamはエビちゃん卒業後も若者に人気のTV番組「テラスハウス」からモデルを起用したりと隆盛を誇ります。

■ ティーンモテ
ティーンから受けるファッションの2台巨頭です。かつてはPopteenもギャル雑誌でしたが、ギャルの絶滅危機に伴い派手系ティーン雑誌へと一般受けにシフトしました。ターゲット層が若いからか、初めてのメイク、ヘアケアなどの特集が度々組まれるので、脱オタクしたい女性にとってはいい参考書となります。最近の女子高生は大人顔負けのファッションをしているので、プチプラ買いをしたいOLさんにもお勧めなオールマイティ雑誌です。ただし投稿欄を読むと自分の老いに気づかされてダメージを負います

■ ガーリー
カジュアルな服の中でもオフィスに着ていけるような、落ち着いたトーンを好む雑誌群。流行感度は低めなのですが、その堅実なライフスタイルからか男性受けが非常にいいです。雑誌の特集も2007年から代わらず恋愛特集が多く、男性経験も多い層がまとまっていると想定されます。最近創刊されたla farfaは初めてのぽっちゃり女子向け雑誌ですが、しっかりモテコーデを押さえているので侮れません。Twitterでモテアピールするアレ女子にガーリー誌を煎じて飲ませたい

■ リッチカジュアル
カジュアルファッションの中でも流行感度が高めなタイプ。カジュアルウェアだから8,000円くらいかな?と男性が侮ると桁違いの服におののくかもしれません。Tomorrowland、United Arrows信者がいます。リッチカジュアル組はモテ志向から脱却できずにいたのですが、Sweetが宝島社から創刊されて以降急激に自分らしさを求める層が拡大しました。読んでいる女性は「いつもオシャレだけど、たまにすごい民族っぽいアクセつけてるよね」とか思われてる可能性があります。

■ ストリート
ゆったりとしたカジュアルが特徴で、美容師やファッションの専門学生に多いスタイルです(Elasticより引用)重ね着、アメカジなどが流行りましたが最近は体のラインをシンプルに見せるように。誌面のデザイン自体も昔より空白スペースを意識したシンプルな作りになっています。ユニセックスなファッションを好み、上級者向けファッションも多いので他誌と比較しながら読むと大変参考になります

■ ゴス・ロリ
エッジの効いたカジュアル代表。10代が主に支持しており、『下妻物語』の時代から変わらず奇抜な世界を構築しています。かつては原宿の路面店に多く売られていたため原宿系ファッションとも呼ばれましたが、最近はゴスロリに特化した百貨店フロアも増えており文化として定着した感があります。1着当たりの服が4万円~とティーンには厳しい価格設定なため、実はティーンモテ層より強いファッション愛が求められます。


以上、全部のクラスタ説明はこちらで終わりです。Elasticさんでも書かれていましたが、気になる女性のファッション誌がわかれば、その人のあこがれるライフスタイルや消費傾向がわかります。事前に雑誌の話をふってから勉強すればデートで失敗することもありません。また、ファッション誌の部数にまで気を配ることができれば「今の女性はどんなことを考えているのか」おおまかにわかってきたりします。

1度代表的な雑誌を並べてみて、居酒屋で飲みながら読み比べたりすると結構楽しいですよ。そんなきっかけからマーケターになってしまった私のように、きっと何かに役立つはず。

【2014/10/24 12:04】 | マーケティング | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
年収は減っても増える結婚式費用-結婚すらできない20代

非婚率の増加が取りざたされる中で
”若者にお金がない”というのが理由にされることがある。
その中で数日前にバズっていたのが
若者はお金がないから恋愛できないのだろうか?という記事。

所得が少ないことではなく、恋愛・結婚に対してのコストが
バブル時代の金額でストップ高なのに
若者の所得は下がっているので対応できない、という視点があり
多くの人が共感したのではないかと思う。
そこで調べてみたところ、意外な事実が明らかになった。
若者の年収は減っているにもかかわらず、
結婚にかかるコストは昔より増えている
のだ。


結婚適齢期を仮に20代後半で考えてみると、
20代後半男性の平均年収は367万円。
これに対し、2013年に結婚した男性の平均年収は462万円。
平均年収と結婚前年収には約100万円もの開きがある。
同データによると、年収462万円に平均年収が届くのは30代後半だが
平均初婚年齢は男性で31歳なので、
20代後半~30代前半で、比較的所得の高い人が結婚しているのだろう。

では、なぜこのようなギャップが生まれているのか。
近年では「結婚式はしない」という人も増えているが
それでも本当に何もしない人は少数派
「身内だけの食事会」「写真撮影」「婚約指輪」など
結婚というライフイベントは結婚式以外にもお金がかかる。

婚約から結婚関連でかかる費用の総額は459万円なので
20代男性年収の1.3倍、女性年収の1.6倍を
今まで結婚したカップルは結婚で使っている
ことになる。
20代男性の年収は2006年より、12万円減っていて
消費税や社会保険料の増大とともに、
使えるお金は減っているはずなので
結婚というイベントだけでも金銭的負担が大きいことがわかる。

しかも、結婚総費用は増加傾向にある。
たとえば結婚式&披露宴で使う金額は2012年平均で344万円。
景気回復傾向と言われていた2006年の結婚総費用は303万円だったので
なぜか景気は当時より悪化しているのに、
結婚式で使う費用は41万円もアップしている。

平均単価が上昇している背景には、
(1) 式場のコストアップ:消費税増税&単価アップで経営維持
(2) 高まるゲスト志向:1名当たりの料理費用が上昇
この2点が関連しているようだ。

特に2点目のゲスト志向だが、
1名当たりの料理費用が2013年には1.9万円になっており
2007年調査より1000円アップ。
お見送りの際に渡すカタログギフト、引き菓子も値段が上がっており
招待客の平均人数で換算すると13万円もゲスト関連費が増えている


ここからは推測だが、結婚式というのが
「親・上司への義理」でできていた以前とは異なり
ゲストへのお礼を伝える場になっているのではないか。
もっと穿った視点だと、結婚式でゲストに嫌われないためには
ゲストをもてなさなければ後が怖い、と思っているのではないか。

特に近年はネットで「ありえない結婚式」の事例を
たくさん目にすることができるようになってしまった。
友人が高級式場の最低料金で結婚式を挙げた結果(´Д`)
今まで出席した結婚式(披露宴)で、最悪だったものは?

結婚式がネタとして2chに晒されることはそうないとしても
リアルタイムでfacebookにアップされ、
すぐに結婚式場や料理のグレードが見破られてしまう。
もてなしに手を抜くと、実録として残ってしまう。

「コストで手抜きができない」
「けれども所得は無い」
結婚だけでこれだけのプレッシャーを感じていることを反映するように
結婚資金を事前に貯蓄していた比率が上がっている
結婚というライフイベントがコストとして
精神的にも、経済的にも重い負担である以上
若者が憧れるより憂鬱な気持ちにさせられるのは当たり前といえよう。

【2014/10/22 12:02】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(1) | page top↑
もし家族が新興宗教に入ったことがわかったら
新興宗教。1970年代の創価学会による強引な勧誘を記憶していたり
1995年のオウム真理教による一連の事件を体感した世代にとっては
未だネガティブなイメージがつきまとう言葉です。

家族が新興宗教に入った、ということで
一気にこれらを想起して、パニックに陥る人を拝見しています。

私もまた、親戚が新興宗教に出家(!)し
自分も無理やり4年ほど入信させられていました。
当時を思い起こしながら、少しでも家族が新興宗教に入ったことに
気づいてしまった人の助けになれば幸いです。


【もし家族が新興宗教に入っていると判ったら】


1.落ち着いて、深呼吸してください

新興宗教に家族が入ったことに気づくと
パニックに陥ってしまう人が少なくありません。
しかし新興宗教という言葉は「明治維新以降に作られた宗教」を指すだけで
カルト宗教であったり、危険思想を持つかは判りません。

ネットで検索したくなる気持ちもわかりますが
心が落ち着くまで、検索することもお勧めしません。
インターネット上の宗教の情報は極端に過激な事例や、古い情報が多く
アテにならないことも多くあります。

私の親戚は○○○というところに入っていましたが
ネットでは「寄付するだけで位が上がる」と書かれていました。
しかし私の在籍当時は、少なくとも
勧誘、寄付、ボランティアの3本柱によって位が上がるようになっていましたし
団体を離れた今、それが続いているかどうかも判りません。

インターネット上の情報はかつて信者だった人や
信者の被害にあった人が「昔を振り返って」書いているため
かつて過激派だったが現在温厚な新興宗教などを
見定められないデメリットがあります。

どうしても心が落ち着かないときは
落ち着くまでこの記事でも読んでみましょう。


2.何がリスクに晒されているか判断しましょう

新興宗教に家族が入ると問題になるのが以下の3点です。

・家族との時間を省みず、集会などへ行く
・家のお金を宗教へ使ってしまう
・知人・親戚を勧誘し、孤立してしまう

この中で家族に長期的なダメージを与えてしまうのが
お金と、孤立することです。
家のお金には家族の進学費用だったり
老後の資金が入っているはずです。
これを「お小遣いの範疇を超えて使うなら」
問題視したほうがいいでしょう。

人を勧誘することですが、自分も勧誘される立場になる
リスクについて先ず考えましょう。
一時その家族をシャットアウトし
家族や自分を守る必要があるかもしれません。
稼ぎ頭の家族が新興宗教に入っていた場合
これは収入が切れてしまう可能性を意味します。

その家族の所得はどの口座に入金されていて
家族は管理できそうなのか、万が一その人が家族から一時抜けても
養っていける蓄えや、仕事が他のメンバーにあるか
資産状況を冷静に考えましょう。


3.入信していない家族と合意を取りましょう

家族に、新興宗教に入っているメンバーがいること
そしてそのリスクについて並べて話しましょう。
「お父さんなんだから」「そうは言っても娘だから」といった反対意見が
家族から出ることもあるかと思います。

しかし、
・仮に家族からシャットアウトしても
 新興宗教から抜けたらいつでも歓迎すること
・家族のお金が使い込まれ、進学や老後に影響すること
・未婚の家族がいる場合、結婚に影響すること
これらを冷静に伝えることで、ほとんど説得できます。

家族とは、必ず以下のことを合意します。
1.観察期間は1ヶ月(これくらいを勧めます)
2.その間に資産に影響があったり勧誘していたら
  家族を最悪一時、断絶する可能性がある
3.新興宗教を抜けたらいつでも歓迎する
4.新興宗教を抜けなくても、勧誘しなくなったり
  お金をお小遣いの範囲でしか使わないなど
  問題になる状況でなければ、家族として迎える

重ねますが、新興宗教に入っている
=無限にお金を使ったり、勧誘しまくる わけではなく

夢中になっている人だけが問題行動を起こすわけです。
仮に月5,000円で、毎週末お参りに行く程度だったら
「新しい趣味」くらいに捉えて許容できるかもしれません。
(それでも親戚の結婚などには影響しますが・・・・・・)


4.「万が一」のシャットアウトに備えて準備

最悪、その家族とは一時縁を切らねばなりません。
ある日突然鍵を変えて締め出す、だけでは
うまく行かないのが法律の世界です。

もし家の所有者が宗教に入っていたら
一度賃貸を借りて、家族が出て行くことを考えたり
夫婦で給与口座が同じなら、自分の分を分割したり
シャットアウトするにも準備が必要です。

また「当人と話し合う前」に別居をしたり経済的に締め出してはいけません。
夫婦であれば別居を告知なく行った場合
別居した側が有責になり、慰謝料を取られるかもしれません。
性急な行動の結果相手が宗教に貢ぐ寄付金が増えてしまうのも
悲しいではありませんか。

必ず何かアクションを当人に起こす前に、話し合いの場所は必要になります。
ただ、万が一決裂してしまっても生きていく準備は
この段階から必要になります。

最後に、話し合いの前に録音機器を用意しましょう。
録音は携帯アプリなどでもかなり高品質なものが出ています。
個人的なお勧めはPCM録音です。
必ず事前に動作テストをしておきましょう。


5.「辛いことがあったの?」から話し合い始めましょう

ここまで準備ができて初めて、本人と話しましょう。

ただし、話し合うまでに必ず押さえておきたいのは
「宗教に入った本人も被害者である」ということ。

たまたま、ストレスが溜まっていたかもしれません。
そのとき家族がたまたま相談を受けられる状況でなく
友人に相談したら、その人が親身になってくれた唯一の人だった。
その後、友人が誘いをかけてくれた夕食会に行ったら、
たまたま、宗教の人だった。

こんな風に「人が苦しい、寂しいタイミング」で
ハードルを低くして会員を増やすのが宗教です。
宗教自体が人の苦しみを癒すために生まれたとも言えるので
手段というより、目的と言ってもいいでしょう。

寂しいタイミングにたまたま引っ張られた家族も
宗教というシステムの被害者なのです。

ですから、まず聞くことは
「なぜ宗教になんて入ったの?」ではなく
「最近辛いこと、何かあった?」です。

家族が受け止めてあげられることで
宗教を必要としなくなるかもしれません。
原因が家族であるならば、それはもしかすると
反省すべきなのはこちらだったのかもしれません。

なお、新興宗教に入ったおかげで
家族に甚大な被害が生じている場合
その家族への憎しみが生まれることもあります。
しかし、その他の家族を守るためだと思って
1回限りは同情的な演技をしてあげてください。

(複数回も新興宗教にどっぷり浸かるようなタイプは
 そもそもカウンセリングを必要としています。
 相談すべきは精神科になると思われます)


苦しさを聞いてあげたうえで
「新興宗教に入ったことで、家族は苦しんでいる」
「宗教は自由だけれど、”世間には”差別意識があり
 そのせいで就職や結婚に影響が出かねない」
「”私は”あなたがそうなったことが悲しい」

といったメッセージを伝えましょう。

新興宗教に入った人を、私たちは論理的にねじ伏せたくなります。
周囲からは荒唐無稽なものを信じているようにしか見えないからです。

しかし、そもそもキリスト教や仏教だって
そこまでロジックが通っているわけではありません。
宗教とは「論理的かどうか」でなく「信じる」もので
そこに論理を持ち込んでもどうしようもありません。
また、苦しんでいる自分の話を聞いてくれた
勧誘者のように「情で繋がっている」ことも多くあります。

毒には毒を、情には情を。
家族の情で引き止めることが、一番効果的です。
そのとき「怒り」ではなく「悲しみ」を伝えるのが一番。
あなたのせいで怒っている、のではなく
あなたが宗教に入ってしまって悲しい、と伝えましょう。

人は怒られると自分の正当性を主張したくなりますが
悲しまれると罪悪感から心が揺らぐものです。

ここまでして、どうしても揺らがないのであれば
残念ながら別居などをしなくてはいけないことを伝えましょう。
ここでも「すごく辛いけれど、家族として一緒にいるのは厳しい」
など、できれば避けたいけれど避けられないという
ニュアンスで話すことをお勧めいたします。

そうすれば後で新興宗教から家族が抜けても、
迎え入れやすい環境になるからです。
もし家族のトラブルが新興宗教の1点ならば
できるだけ穏便に断絶することをお勧めします。

もしそれ以外にもトラブルがあり、
断絶を望まれるのであれば”一度別居してから”
弁護士さんなどへ改めて相談されると
情緒が安定した状態で相談でき、あなたの心のためになります。


長文になりましたが、以上が家族が新興宗教に入ったら、の
個人的なアドバイスになります。

なお、私の親戚は現在も新興宗教の信者ですが
親戚やその関係者へは一切勧誘もしなくなり
個人で活動を続けているだけになりました。
最低限ですが交友は復活しています。

その親戚も結婚相手を宗教の施設で見つけたりと
幸せそうに過ごしていますから、案外
ハッピーエンドなのでは?と思ったり。

宗教=断絶か諦めるか、と思いがちですが
穏便に新興宗教を続ける道があることも
記憶にとどめていただければ幸いです。


【2014/10/03 09:17】 | ライフハック | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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